Story

Introduction

誠実だけが取り柄の地味な子爵令嬢、
コンスタンス・グレイルは、
婚約者の浮気相手の策略に
嵌められてしまい
窮地に立たされていた。
断罪が行われようとする最中、
コニーは助けを求めて周りを見渡すも、

自身を庇う者はおろか
真実を知る者にすら見放されてしまう。
しかし突然、絶望するコニーの耳元で
「助けてあげる」とささやく声が....。
その声の主は、
10年前に処刑された公爵令嬢で、
稀代の悪女、
スカーレット・カスティエルであった。
出会うはずのない2人。
そして、回り始める歯車。
やがて、貴族社会を取り巻く
巨大な陰謀が顔を覗かせる――。

第1話

『小宮殿(グラン・メリル=アン)にて』

幼いコンスタンス・グレイルは親友のケイトと共にサンマルクス広場を訪れていた。

そこで稀代の悪女と呼ばれるスカーレット・カスティエルの処刑を目にしてしまう…..。

 

10年後、16歳になったコニーは、ハームズワース子爵が開く夜会に出席するも、婚約者の浮気現場に遭遇。

さらに浮気相手に髪飾りを盗んだと濡れ衣を着せられ、周囲から糾弾されることに。

 

誰も助けてくれない状況で、コニーは無力感に打ちひしがれる。

絶望の最中、コニーの耳元に「助けてあげる」という声がして…?

 

第2話

『稀代の悪女と平凡な少女』

スカーレット処刑の真相を探るため、動き出したコニーたち。10年前を知る人物であるリリィ・オーラミュンデから手がかりを得ようと、リリィが支援していた孤児院や、彼女の実家へと潜入する。

しかしそこへ突然、リリィの元夫であるランドルフ・アルスターが現れ、事態は予想外の展開に。

 

一方、夜会でのコニーの振る舞いは貴族社会に瞬く間に広まり、エミリア・ゴードウィン夫人から舞踏会への招待状が届く。

新たな情報を得ようと、コニーは舞踏会に参加することを決意するが…。

 

第3話

『それぞれの答えと始まり』

貴族たちが仮面で素性を隠して集う秘密の夜会「ジョン・ドゥ伯爵の夜会」に参加することになったコニー。

仮面を準備するため、スカーレットの屋敷に忍び込み、そこでファリス帝国の歴史とスカーレットの出生の秘密を知る。

 

無事夜会に紛れ込むも、突然会場に憲兵が踏み込み貴族たちは大混乱に。

逃げ遅れたコニーは、現れたランドルフに救われ、九死に一生を得る。

しかし、毎度現れるコニーを怪しんだランドルフから、情報提供と引き換えに「婚約」を言い渡されてしまい!?

 

第4話

『口なき貴婦人たちの茶会』

「口なき貴婦人たちの茶会」と呼ばれる査問会に招待されたコニー。

「コニーの罪を裁く必要がある」と貴婦人たちが詰め寄る中、スカーレットと力を合わせ、二人で裁きに立ち向かう。

 

後日、セシリアのお茶会に招かれたコニーとランドルフは、王宮へ向かう道中、ファリス王国の第七殿下ユリシーズが行方不明になったことを知る。

事件の真相を探るため、ランドルフは憲兵局へと向かい、コニーは一人でセシリアの元へ向かうことに。

 

誘拐事件の裏に潜む陰謀と、コニーたちが直面する新たな試練が待ち受ける。

 

第5話

『そして夜明けを告げる鳥が鳴く』

屋敷に戻る途中、コニーの乗る馬車が突如襲撃された。

危機一髪のところで、ある人物に助けられたコニーだったが、その人の正体に気づいたことで、そのまま高級娼館へ連れて行かれてしまう。そこにいたのは、コニーも知る人物で…。

 

その翌日、コニーの元に親友ケイトが誘拐されたという知らせが届く。

誘拐犯からの通知には「ケイトの命と引き換えに、一人で来い」という脅迫めいた要求が。

親友を救うため、コニーは一人で誘拐犯の元へ向かう決意をする。

 

第6話

『女神の采配』

10年前から今に至るまで、アデルバイドで何かが起き続けている…。
一つ一つのピースが繋がり始めるが、リリィが残した鍵、そして「エリスの聖杯を破壊せよ」という謎の言葉の意味は依然として不明なままだった。

一方、ランドルフの調査によりアイシャ・ハクスリーがスカーレット冤罪事件に関与している可能性が浮上する。当時の話を聞くため、コニーとスカーレットはアイシャを訪ねる。スカーレットに強い憧れを抱いていた彼女の口から語られたのは驚くべき事実だった——。

 

第7話

『食虫花の宴』

真実を公にしようとしたアイシャは何者かに襲われ、10年前の事件の証拠も奪われてしまう。さらにダェグ・ガルスの策略により、アイシャ殺害の容疑でアビゲイルが連行されることに……。

アビゲイルを救うため、フォールクヴァングのミリアム・レベッカらはジョン・ドゥ伯爵の夜会に出席し、判事カルヴァン・キャンベルの弱みを握ろうとする。

 

一方、リリィが残した鍵はただの装飾品だと判明するが、コニーは何かに気づく。

 

第8話

『リリィ・オーラミュンデ』

コニー、スカーレット、ランドルフはオーラミュンデ家の寄贈品がある歴史資料館を訪れる。そこで見つけた手紙には、リリィが最後まで足掻き続け、たどりついた「エリスの聖杯」の秘密が記されていた。

 

第9話

『エリスの聖杯』

スカーレットの父アドルファスと面会したコニーとランドルフ。

「自分は罰を受けるべきだ」と語る父を前に、スカーレットはコニーに憑依した姿で向き合う。

 

一方、新聞記者志望の友人ミレーヌから、組織の影響下にある病院の会計担当が不審死したことを聞く。彼が贔屓にしていた賭博場を探りにいくと、すみれの会のキンバリー婦人に遭遇。店内には怪しい男たちの視線が……。

キンバリー婦人から帳簿を託されたコニーは、彼女を残して店を後にすることに。

 

第10話

『未来のために』

誘拐されたユリシーズ殿下を見つけ出すため、グラフトン領にある倉庫街へ向かうコニー、スカーレット、ランドルフ。

到着するやいなや、爆発と激しい銃撃戦に巻き込まれてしまう。

 

後日、コニーとスカーレットは姿が変わり果て不気味な雰囲気をまとうパメラに遭遇する。その様子を怪しむ中、コニーとランドルフがユリシーズを誘拐したという情報が流れ、憲兵に連行されることに。

しかしコニーは「誘拐したのは自分だ」と証言するのだった。

 

ダェグ・ガルスの組織が動き出す中、コニーの運命は——。

 

第11話

『運命にあらがう者たち』

自らの証言で留置所に収容され、処刑を言い渡されたコニー。スカーレットは姿を消し、愛想をつかされたのではないかと力なく横たわる。

 

一方、スカーレットはハームズワースと接触し、宮殿に潜む組織の人間を探し出していた。

 

後日、ブレンダが新聞を持ってコニーの面会に現れる。そこには親友のケイト、ミレーヌの処刑反対運動の様子が書かれていた。さらに父のエセル、ニール、ハームズワース、ランドルフらも動いていると知ったコニー。

翌日に処刑を控えたコニーは、自分を救おうと戦う人々の存在を知り、前を向く!

 

第12話

『終章・小宮殿(グラン・メリル=アン)にて』

スカーレットとハームズワースは市庁舎の資料室でサンマルクス広場の地下通路の設計図を発見する。そこには人質を隠すにはもってこいの場所が記されていた。

 

セシリアはエンリケの容体悪化で騒がしくなる離宮を背に、誘拐したユリシーズ王子とルチアの元へ向かう。そこには「エリスの聖杯」の首謀者であるクリシュナが現れる……。

 

サンマルクス広場では、コニーの処刑の時が近づく。

ケイトとミレーヌらが最後まで処刑反対の声を上げるが、処刑人が剣を振り上げ、群衆から悲鳴が上がったその時——!

 

コニーとスカーレットの復讐の行方は、そして貴族社会の闇を暴くことはできるのか!